物が二つに見え、「外眼筋肥大」があると言われ、「ステロイド」や「放射線」の治療をすすめられています。
筋肥大を認め、その部分に炎症がある場合には、やはり、炎症を抑える治療を行います。
炎症を抑える治療としては、点滴あるいは、内服による「ステロイド治療」や「放射線治療」を行います。しかし、これらの治療は、直接「複視」を直すための治療と言うよりは、消炎を目的としていますので、治療後「複視」が良くなる人、変わらない人、悪くなる人もいます。
治療後、「複視」が残っていても、炎症が治まってくれば、次の治療(手術)が可能になります。
炎症が強い段階で手術をすると、手術の侵襲により、更に炎症が強くなり、「複視」が悪化してしまうこともありますので、まずは、炎症を抑える治療をお勧めします。