myopia
近視進行抑制治療

近視進行抑制治療
近視とは、近くのものはハッキリ見えるけれど、遠くのものがぼやけて見える状態のことです。日本では非常に多くの方が近視を持っていますが、単なる視力低下だけでなく、目の病気のリスクを高めることもあるため、適切な検査と治療が大切です。
こんな症状はありませんか?
- 遠くの文字や看板がぼやけて読めない
- 目を細めて物を見る癖がある
- 黒板の字が見えにくい、テレビに近づいて見る(子どもの場合)
- 夕方や夜になると、急に見えにくく感じる
- 目が疲れやすい、肩こりや頭痛がする
原因
軸性近視
最も多い原因です。眼球の形が奥に伸びてしまい、目の奥行き(眼軸長)が長くなりすぎるタイプです。成長期のお子様に多く見られ、身長が伸びるのと同じように眼球も成長して大きくなりますが、伸びすぎてしまうとピントの位置が網膜に届かなくなります。
屈折性近視
角膜や水晶体の「光を曲げる力(屈折力)」が強すぎるタイプです。 眼球の長さは正常でも、レンズの度が強すぎる状態になっているため、手前でピントが合ってしまいます。
仮性近視(一時的な近視)に気を付けましょう
仮性近視は、近くの物を見る時間が長いことで、ピントを合わせる筋肉(毛様体筋)が緊張し、一時的に近視のように見える状態です。この段階であれば、筋肉の緊張をほぐす点眼薬や生活習慣の改善で視力が回復する可能性がありますが、放置すると真性の近視になることもあります。
治療
眼鏡
近視でぼやけてしまう視界をレンズの力で正しく見えるようにします。仕組みとしては凹(おう)レンズを使用し、網膜の手前で合ってしまっているピントの位置を後ろへずらして網膜上に合わせます。目に直接触れないため、感染症のリスクがなく、小さなお子様からご高齢の方までどなたでも安心して使用できます。
オルソケラトロジー
特殊なカーブを施したコンタクトレンズを夜間睡眠中に装用することで、角膜の形状を矯正し、日中裸眼で過ごすことが出来る近視矯正方法で、アメリカで30年以上前から研究・施術されています。現在、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを中心に各国で安全性と効果が認められ、日本では2009年4月に厚生労働省で承認されています。
仕組み
近視の方は角膜や眼球のカーブが強すぎるため、ピントが網膜の手前で合ってしまっている状態です。そのため、就寝中に特殊なカーブを持つレンズを装用することでレンズが角膜の表面を優しく押し、平らな形状に整えます。起床後はレンズを外しても角膜はしばらく平らな形状を保つため、ピントが正しく合い、日中は眼鏡やコンタクトなしで過ごすことができます。
治療の対象となる方
- 軽度から中等度近視の方で、強度の乱視がない方
- コンタクトレンズを正しく扱える方
- 日中裸眼での活動を必要とされる方(メガネやコンタクトレンズの煩わしさをお感じの方)
- 治療中の定期検診を受けることが可能な方
特に年齢制限はありませんが、角膜が比較的柔らかく、睡眠時間が長く取れる年齢層の方(小学生~高校生くらい)は効果が出やすいといわれています。
治療の流れ
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STEP01
適応検査
視力や角膜の形状を詳しく調べ、オルソケラトロジーが可能かどうか診断します。
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STEP02
トライアル装用(お試し体験)
院内で実際にテスト用レンズを装用し、フィッティングを確認します。
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STEP03
治療開始(レンズ注文)
ご自身の目に合わせたオーダーメイドレンズを作成し、治療スタートです。
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STEP04
定期検診
翌日、1週間後、2週間後、3か月後…と定期的に目の健康状態と視力をチェックします。
料金
公的医療保険が適用されない自由診療です。
ただし、国が定める医療費控除の対象となりますので、確定申告を行うことで、所得税や住民税が還付・減額されるため、実質的な負担額は表示価格よりも軽くなります。
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初回4,500円 (適応検査代)
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2回目165,000円 (両目レンズ代)
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3回目3,500円 (定期検査代)
リスク・副作用
- ハロー・グレア現象:夜間など暗い場所で、光がにじんで見えたり、まぶしく感じたりすることがあります。
- 視力・見え方の不安定さ:治療開始直後は視力が変動しやすく、見え方が安定しない場合があります。個人差もあります。
- レンズの取り扱い不備による合併症:角膜炎、角膜上皮障害、角膜感染症、角膜内皮障害、巨大乳頭結膜炎などのリスクがあります。レンズやケースを清潔に保たないなど、不衛生な取り扱いが原因で起こりやすくなります。
低濃度アトロピン点眼
夜寝る前に点眼することで、眼球の奥行き(眼軸長)が過度に伸びるのを抑え、近視の進行を遅らせる効果を期待するものです。視力を回復させるものではありません。オルソケラトロジーとの併用も可能で、併用することにより近視進行抑制効果が上がるという報告があります。
治療薬
リジュセアミニ点眼液

参天製薬とシンガポール国立眼科・視覚研究所であるシンガポールアイリサーチインスティテュートにより共同開発され、日本国内で初めて2024年12月に厚生労働省より製造販売が承認された点眼薬です。防腐剤フリーでお子様にも安心の一回使い切りタイプの点眼液です。
治療の対象となる方
- 軽度から中等度の近視のお子様
- 毎日就寝前に点眼することが可能なお子様
- 治療中の定期検診を受けることが可能なお子様
特に学童期(5~15歳頃) は眼軸長が著しく伸びる時期であるため、本剤の効果が期待されます。それ以外の年齢層では眼軸長の伸びが少ないため、進行抑制効果は限定的となります。
治療の流れ
治療を始める前に、必ず「適応検査」と「装用テスト」を行います。
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STEP01
適応検査・診察
視力検査、眼軸長の測定などを行い、治療の対象となるか診断します。
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STEP02
処方・治療開始
最初に1か月分を処方します。使い方の説明を受け、その日から自宅で点眼を開始します。
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STEP03
定期検診(初回処方から1か月後)
副作用が出ていないか、正しく点眼できているかを確認します。
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STEP04
定期検診(初回処方から3か月後)
その後は3か月ごとに通院いただき、視力や眼軸長の伸びをチェックしながら、お薬を追加処方します。
料金
公的医療保険が適用されない自由診療です。
リジュセアミニ0.025%
1回1本使い切り、1本で両目に点眼できる容量になっています。
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初回7,680円 (診察代金・リジュセア点眼薬1箱/30本)
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2回目(初回処方から1か月後)12,060円 (診察代金・リジュセア点眼薬2箱/60本)
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3回目(初回処方から3か月後)16,440円 (診察代金・リジュセア点眼薬3箱/90本)
※ 3回目の治療以降は3か月毎の定期的な通院が必要です。
※ 診察・検査費用(税込3,300円)および点眼薬費用(90日分税込13,140円)が必要となります。
リスク・副作用
- まぶしさ(羞明):瞳孔が広がることで、まぶしく感じることがあります。
- 近くのものがぼやけて見える(霧視):瞳孔が広がることにより、近くのものがぼやけて見えることがあります。
- 目の充血:結膜の充血が起こる場合があります。
- 頭痛:まれに頭痛が報告されています。
- その他の症状:かゆみ、眼瞼湿疹、視力障害などが起こる可能性もあります。